2008年9月25日 (木)
フリードリヒの絵は、そこに描かれているものが風景であれ室内の光景であれ、見る者に「人間の孤独」ということを否応なく感じさせる。
しかし人間の孤独を描いた絵が、何でそんなにも見る者の心を癒すのだろう。
寺田寅彦が亡くなった時、同じ漱石門下の小宮豊隆はこんな弔辞を読んだという。
「君は実に孤独な人間だった。だがその君と人間の孤独について語り合う時、僕は人生の深い味わいと喜びを感じた・・・」
私にとって、フリードリヒの絵はそのような思いを
与えてくれる存在だ。
※ 左上の画は「月を見る男と女」。
これによく似た画想の作品が、NYのメトロポリタン美術館にある。
コメントする