三日月湖ウォッチャー

K

2008年10月24日 (金)

sunagawa.gif『雁のはなし』という項目で、「昔この時期、石狩川の岸を歩いたことがある」と書いたら、ある人から「どうして?」と聞かれました。「三橋美智也氏の名曲『石狩川悲歌(エレジー)』を偲んで」と答えたのですが、実はもうひとつ理由がありました。

実は私の隠れた趣味は、「三日月湖ウォッチング」なのです。三日月湖というのは、川の大きく蛇行した箇所が、大雨や洪水などの時、川本体から切り離されるかたちで湖や沼になったものです。特に、石狩川の中流域にはこれが多く見られます。川自体が「荒れ川」だったからでしょうし、治水の対象にならなかった時期が長く続いたからでもあるでしょう。

私はこの三日月湖という存在が、何故か気になるのです。

で札幌にいた時、自転車などでよくそれらの湖や沼を訪ねました。そのかたちは、クロワッサンのようなものから、ほぼ円形のものまで様々です。(雁の飛来地・宮島沼もかたちは丸いですが、三日月湖のひとつです。)今は下流に流れ下りることのない三日月湖の水は、独特の表情を見せているようでした。

三日月湖は観光地でも何でもありませんから、人に出会うことは稀でしたが、釣り糸を垂れていた人に、「何をしに来たんだ」と聞かれ、正直に「三日月湖を見てまわっている」と答えたら、不思議なものを見るような視線を返されたこともあります。

長い間、こんな趣味を持っているのは自分くらいのものだろうと思っていましたが、この前インターネットで同好の士のHPを見つけました。嬉しかった反面、「自分以外、同じ趣味を持つ人間には会いたくない」という複雑な気持が入り混じりました。ひいきにしてきた無名のタレントを、自分以外にも応援している人間がいる、と知ってしまったようなものでしょうか。

それにしても、突然狭い水域に閉じ込められてしまった時、魚たちはどんなことを考えたのでしょうか。

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