CATVで受信障害が発生した時、我々は・・・
2008年12月 4日 (木)
※写真はテレビジャパンのカスタマー・センター(NY)
CATVでテレビジャパンをご覧のお客様から、次のようなお訊ねを頂くことがあります。
「自宅で見ているテレビジャパンの受信状態が悪くなったので、カスタマーセンターに電話したら、地元のCATV会社にTELするように言われた。テレビジャパンは自分では何もやらないのか」
誤解です!!
このお訊ねにお答えするには、まずテレビジャパンがどのようにして全米のケーブル局に「配信」されているかをご説明しなければなりません。
まず、弊社はテレビジャパンという番組を、供給している番組提供会社です。CATVに我々のチャンネルを入れてもらう立場にあります。
テレビジャパンから各地のケーブルテレビへのルートは複雑で、まず弊社スタジオから放送をまず、衛星会社であるインテルサット社の基地に送り、そこからGalaxy 13という衛星にアップ・リンクします。そしてこのG13経由で各地ケーブル局にテレビジャパンが配信され、各ケーブル局からはケーブルごとの配信システムを通じて、ご家庭にテレビジャパンが配信されるという仕組みです。
繰り返しますが、テレビジャパンは日本流の「放送局」というより「番組供給会社」というべき存在です。日本だと放送局は、通常production機能とdistribution機能の双方を備えており、distributionのために専用回線を保有しているのが普通です。しかしアメリカにおいては、それら二つの役割はほぼ完全に分離しています。
ですから、CATV局のシステムでテレビジャパンの受信障害あった場合、テレビジャパンとしてはまずそれぞれのケーブル局に連絡し、障害の復旧にあたってもらうことが必要になります。「トラブルが発生している」と連絡して下さったお客様に、「お住まいのCATV局に『も』連絡を取って下さい」と申し上げるのは、以上のような「構造」がテレビジャパンの配信には存在しているからです。
ケーブル局は視聴者からのクレームが直接届かないと、そのケーブルビジョンは問題が発生していることに気づかない可能性があります。もちろんそのお願いと同時に、我々は当該のケーブル局に直接連絡を入れて、早急なトラブルシューティングを要請しています。トラブルシューティングには、いわば二つの方向からのプッシュが必要なのです。
冒頭のお訊ねに戻りますが、「テレビジャパンのカスタマー・センターが『そのケーブル局にTELして下さい。』と申し上げた」というのは誤解で、正しくは「そのケーブル局に『も』連絡を入れて下さい」とお願いしたということだと思います。
もちろん、放送の供給責任、どういうCATV局を通して配信するかの責任は我々にありますし、お客様のところまでテレビジャパンの番組を送る最終的な責任を我々が負っていることはもちろんです。
最後に申し添えますと、視聴者の方からテレビジャパンに「トラブルが起きている」というTELが入った場合、それがその家庭だけの問題なのか(そのご家庭の機器に原因があって起きたものなのか)、それとも地域の問題なのか、判断するのに若干時間がかかることもあります。
長くなりましたが、テレビジャパンとしては放送の「安定供給」のためにさらに努力していく所存です。皆様のご理解とご叱正をお願い申し上げます。

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