2008年12月アーカイブ

2008年12月15日 (月)

15Fエレベーターロビー.JPG 家やマンションでもそうでしょうが、何年何十年隣り同士で暮らしていても、お隣さんのうちの中にお邪魔する機会というのは滅多にないものです。

 写真はテレビジャパンがあるフロアのエレベーターホール。テレビジャパンは茶色のドアの手前を左へ入ったところにあり、その茶色のドアの会社が我々のお隣さんです。

 その会社はmortgageの会社で、ついこの間までは若い社員が頻繁に出入りしていましたが、先月全員がレイオフされ、今は空き家になっています。銀行か証券から資金を導入して住宅ローンを組む仕事をしていたようですが、資金が止まってしまったのでしょう。

 

 先週、landlordから総務に、「隣りの部屋にある什器は何でも持っていっていい。いや片付けるのが大変だから持っていってくれ」という連絡がありました。そこで、皆でおそるおそる見に行きました。

 部屋の中には机や椅子などが残っているものの、がらんとしていて、随分広く感じられます。洗い場はかなり大きくて、「こっちの会社の方がいいなあ」との声も。電子レンジも残されたままで、「ウチのはこの前壊れて買い換えたが、これを先に見ていればなあ」

 そうした声も薄暗い部屋にうつろにこだまして、早々に退散しました。こういった空き部屋がマンハッタン、いやアメリカ中に数え切れないくらい出現していると思うと、本当に恐ろしい気がします。

 

2008年12月12日 (金)

ペタペタと2PD.JPGペタペタ貼る指先.JPG テレビジャパンでは独自制作番組として、「テレビジャパンclub」、「情熱トークUSA」などの番組を制作しています。これらの番組を通して、我々はアメリカで暮らす方々の声を画面に紹介して行きたいと願っております。

 「テレビジャパンは皆様にとっての広場になりたい」というのが、我々の合言葉です。

 

 ただ、番組を作るというのは、それがどんなに小さなものであっても、手間と金がかかります。12月4日のブログ記事でご紹介したように、「放送部3銃士」はお金のない部分を知恵と努力で補って、皆様に喜んでいただける番組作りに励んでいます。

 

 今回ご紹介するのは、彼等が番組の構成を検討しているシーンです。この「構成を立てる」という作業は、番組制作の中で最も重要なものと言っても過言ではありません。11月5日の記事にも書きましたが、「あれもあります。これもあります」では番組になりません。

 

 ディレクターは番組を作ろうとする時、まず「何を伝えたいか。この番組の狙いは何なのか」を、議論などを通してクリアーにし、それを伝えるための構成案作りに入ります。もちろん構成案を紙のかたちで書くことも行いますが、同時に番組を構成する要素をポストイットに書き出し、それをボードにペタペタと貼り出していきます。そして番組全体が「流れて」いるか、シークエンスやシーンの切り替え部分などで絶対はずせないところは何かなどを検討していきます。 

 逆説的に言えば、良い構成とは、見る人に「そこに構成がある」ということを意識させない構成のことなのです。

 

  ちょっと見にくいですが、左側の写真のボードの、いちばん左側の列には、番組を構成する大きな柱(項目)が書き出されます。この大きな柱は「シークエンス」とも呼ばれます。シークエンスは、複数のシーンがつながって構成される一連のかたまりとも言えます。

 

 シークエンスの右側には、それを構成する「シーン」が書き出されます。ディレクターの中には、ポストイットの色を変えることで、「このシーンはインタビュー部分だ」というふうに、視覚的にわかりやすいように工夫している人もいます。

 

 これらのポストイットには、「ここでこういうコメントをつける」とか、インタビューなら「こういう話を聞き出す」とかいったメモが、どんどん書き込まれていきます。このポストイットを何回も何回も動かして、番組全体が「流れる」ようにもっていくのですが、あんまり何遍も貼り換えるので、構成がいつの間にか最初のに戻ってしまうことも珍しくありません。

 

 そして構成を検討する過程で、映像と音声、字幕、ナレーション、効果音などをどのように有機的に組み合わせたらよいかを詰めていく作業も行なっていきます。

 

 こういう構成案の作成は、いわゆるロケ(撮影)の前にも行ないますし、撮影作業を終え、映像素材が一応手元に揃った段階にも再び行います。後者は具体的に絵をつなぎ始める前ですね。編集プランを検討した結果、どうしても絵が足りなくて、追撮(追加撮影)せざるを得なくなることもありますが、ディレクターはそうしたことが極力起きないようロケ段階で細心の注意を払います。

 

 こうしたポストイットを使ったかたちでの構成・編集案の検討というのは、日本(というかNHK)独特のやり方なのかもしれません。以前仕事をしたことがあるロンドンでは、イギリス人のディレクターやカメラマンは「こんな方法は見たことがない」と言っていました。ただ彼等はさかんに「これは良いやり方だ」とも言っていましたから、ひょっとしたら今頃は大分広がって、彼の地に「新編集システムを伝えた『お雇い外国人』の碑」なんてのが建っているかもしれません?!

 

 11月5日の記事にも書きましたが、電波に映像や作品を出していただくということは、「家族や友人の間で写真を見せ合う」というのとは、ちょっと違った性格を有するものです。上記の拙文が、皆様からのご投稿に少しでもお役に立てれば望外の幸せです。

 

2008年12月12日 (金)

箱根駅伝ロゴ2 (2).JPGテレビジャパンでは来年1月、念願の「箱根駅伝」を放送する運びとなりました。

箱根駅伝につきましてはこれまでも「これを見ないと新春を迎えた気がしない。子どもたちに頑張っている若者の姿を見せたい」という強い希望が寄せられていましたが、このたびNTV様のご協力を得て、放送が実現することになったものです。

BS日テレで放送される往路と復路のダイジェスト各3時間を、1月10日(土)と11日(日)の2日間にわたり放送します。

 

85回箱根駅伝  往路ダイジェスト   10()午後2:10(ET)~(午後500

復路ダイジェスト    11()午後1:25(ET)~(午後415

 

参考資料として、箱根駅伝のHPURLもお知らせさせていただきます。

http://www.hakone-ekiden.jp/index.php

今から放送が楽しみですね。

※ ロゴは(C)NTV

 

2008年12月 8日 (月)

                                                        エイヴリー・フィッシャー・ホール.jpg 

 クリスマス直前、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

この季節、音楽会などに足を運ぶ機会が少なくないのですが、そんな時いつも感心させられるのが、アメリカ人たちの「タンク」の大きさです。

公演は20時スタートというところが多いですから、たくさんの人たちが舞台が始まるまでの時間、食事を摂ったりワインやビールを豪快に流し込んだりしています。

 私など昔先輩の名スポーツアナから聞かされた「プレイボール直前の水分は厳禁!」という教えを忠実に守って、液体の摂取は控えるのですが、アメリカ人たちはそんなことにお構いなしの様子です。

彼等のタンクは日本人の持ち物より大きいのでしょうか。そう言えば、昔ロンドンで仕事をしていた時、イギリス人は職場で日本人ほど頻繁に洗面所に立たないなと感じたこともあります。変な話題ですみません。皆さんはどうお感じでしょうか。

 

※ 写真はNYリンカーンセンターのエイヴリー・フィッシャー・ホール。

 

2008年12月 5日 (金)

夜景 社長室から(12 5 08).JPG 毎日、さらに日が短くなります。昔の人が冬至のことを、「それまで衰えていく一方だった太陽がよみがえりを見せ始める日」と位置づけていたことが、実感としてわかる気がします。

 クリスマスは元々、キリスト教が広まる以前にあった冬至の祭りが転用されたものではないかとも言われていますね。古代の人がこの季節に感じたであろう「早く日が長くなってほしい」という思いの強さは、現代の我々の想像をはるかに超えたものだったでしょう。

 

古代人ほどではないかもしれませんが、私も「昼間の時間が長くなってほしい」と切に願います。週末の朝、寝坊した後、洗濯、掃除、ごみ出しを終えたらもう暗くなりかけていた・・・というのは本当に気が滅入ります。

休日の昼の時間を少しでも有効に使おうと、金曜の夜に洗濯に出掛けることもあるのですが、なかなか毎週というわけにはいきません。皆さんは如何されているのでしょうか。

では皆様、寒さに負けないで!

 

※ 写真は、テレビジャパンから見たNYウォール街近くの夕(夜)景。

 

盛り上がってきたNBA!

カスタマーサービス

2008年12月 4日 (木)

NBA(アメリカ発・プロバスケットボール・リーグ)のシーズン開幕後、試合から目が離せないLAオフィスのスタッフです!

応援しているチームはもちろん、地元チームのロサンゼルス・レイカーズ。

リーグで現役NO.1スコアラー、Kobe Bryant(ちなみにKobeという名前は、父親が日本の神戸牛が大好きなことから付けたとか)が率いる、現在成長著しいチームなんですが、なんと今シーズン、(2008-2009)開幕から15勝2敗という脅威の成績で現在西カンファレンスでトップを独走中!

レイカーズは昨季に西カンファレンス・ファイナルでNO.1シードで優勝したのですが、肝心のNBAファイナルで東の王者、ボストン・セルティックスの強力過ぎるディフェンスの前に、大敗してしまいました・・・。私自身、あんなに敵チームのエース(ファイナルMVPのポール・ピアース)を恨めしいと思ったことはありませんっ!

しかし。あの屈辱の大敗から、約半年。

 

 

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2008年12月 4日 (木)

サンクスギビング、ブラックフライデーも終わり、ホリデーシーズン真っ只中。
ニューヨークの街もあちらこちらでさまざまなクリスマスイルミネーションやディスプレイが見る人の目を楽しませています。

昨晩は、NYクリスマスシーズンの風物詩でもあるRockefeller Centerのクリスマスツリー点灯式がありました。
今年は高さ72フィート、25,000個のSwarovskiクリスタルでできた星と30,000個のLEDライトで飾られた超豪華ツリーがお目見えしました。
このツリーはあまりにも有名ですが、テレビジャパンのオフィス近くでも今日、きれいなツリーの点灯式がありました。
場所は、オフィスからウォール街を挟んでほぼお隣に位置するNYSE(ニューヨーク証券取引所)。
不安定な経済情勢が続くなかで元気のないウォール街ですが、久しぶりに盛り上がりを見せました。

クイーン・オブ・ソウルミュージックの異名を持つAretha Franklinをゲストに向かえ、彼女が歌うクリスマスソングに歓声が沸くなかでの点灯式でした。

IMG_0046.jpg

 

アメリカ国旗とツリーのコラボレーション。シンプルながらもとってもアメリカらしい演出は必見です。

 

Rockefeller Centerのような豪華さはありませんが、こちらはあまり知られていないかもしれませんので、穴場??かもしれません。
お近くに来られた際には是非足を運んでみてください。

 

2008年12月 4日 (木)

Picture 022.jpg

日本人学校卒業生の会

11月25日にNYC近郊にある日本人補習校2校とプリンストン日本人学校の卒業生の集いが、櫻井大使公邸で行われました。 会場には学校関係者、主催の櫻井大使のお声ががりで、北米トヨタ、伊藤忠アメリカ、丸紅などのトップの方々などNYのビジネス・リーダーも出席し、賑やかな集いとなりました。 メディアとしてテレビジャパンからも代表者が出席いたしました。

今回の卒業生の集いでは各日本人学校の関係者間での意見交換や卒業生間でのネットワーキングなどの場として出席した方には大変有意義な場となったと思います。 また、NYのビジネス界のリーダーを交えた会話は、卒業生でにとり今後のキャリアーを考える上で大変刺激となった事間違いありません。 アメリカで日本語補習校にアテンドして卒業した方々は、バイリンガルで、しかも日米のカルチャーの違いを肌で感じている方々です。今後の日米の文化やビジネスの交流には無くてはならない存在として、大いに力を発揮して頂きたいと思います。今後は日本人学校の卒業生の会の規模が大きくなり、さらにネットワークの輪が広がる事を大いに期待いたします。

 

2008年12月 4日 (木)

CSR.JPG

※写真はテレビジャパンのカスタマー・センター(NY)

 

 CATVでテレビジャパンをご覧のお客様から、次のようなお訊ねを頂くことがあります。

「自宅で見ているテレビジャパンの受信状態が悪くなったので、カスタマーセンターに電話したら、地元のCATV会社にTELするように言われた。テレビジャパンは自分では何もやらないのか」

 

 誤解です!!

 このお訊ねにお答えするには、まずテレビジャパンがどのようにして全米のケーブル局に「配信」されているかをご説明しなければなりません。

 まず、弊社はテレビジャパンという番組を、供給している番組提供会社です。CATVに我々のチャンネルを入れてもらう立場にあります。

 

 テレビジャパンから各地のケーブルテレビへのルートは複雑で、まず弊社スタジオから放送をまず、衛星会社であるインテルサット社の基地に送り、そこからGalaxy 13という衛星にアップ・リンクします。そしてこのG13経由で各地ケーブル局にテレビジャパンが配信され、各ケーブル局からはケーブルごとの配信システムを通じて、ご家庭にテレビジャパンが配信されるという仕組みです。

 

 繰り返しますが、テレビジャパンは日本流の「放送局」というより「番組供給会社」というべき存在です。日本だと放送局は、通常production機能とdistribution機能の双方を備えており、distributionのために専用回線を保有しているのが普通です。しかしアメリカにおいては、それら二つの役割はほぼ完全に分離しています。

 

ですから、CATV局のシステムでテレビジャパンの受信障害あった場合、テレビジャパンとしてはまずそれぞれのケーブル局に連絡し、障害の復旧にあたってもらうことが必要になります。「トラブルが発生している」と連絡して下さったお客様に、「お住まいのCATV局に『も』連絡を取って下さい」と申し上げるのは、以上のような「構造」がテレビジャパンの配信には存在しているからです。

 

 ケーブル局は視聴者からのクレームが直接届かないと、そのケーブルビジョンは問題が発生していることに気づかない可能性があります。もちろんそのお願いと同時に、我々は当該のケーブル局に直接連絡を入れて、早急なトラブルシューティングを要請しています。トラブルシューティングには、いわば二つの方向からのプッシュが必要なのです。 

 

 冒頭のお訊ねに戻りますが、「テレビジャパンのカスタマー・センターが『そのケーブル局にTELして下さい。』と申し上げた」というのは誤解で、正しくは「そのケーブル局に『も』連絡を入れて下さい」とお願いしたということだと思います。

 もちろん、放送の供給責任、どういうCATV局を通して配信するかの責任は我々にありますし、お客様のところまでテレビジャパンの番組を送る最終的な責任を我々が負っていることはもちろんです。

 

  最後に申し添えますと、視聴者の方からテレビジャパンに「トラブルが起きている」というTELが入った場合、それがその家庭だけの問題なのか(そのご家庭の機器に原因があって起きたものなのか)、それとも地域の問題なのか、判断するのに若干時間がかかることもあります。

 長くなりましたが、テレビジャパンとしては放送の「安定供給」のためにさらに努力していく所存です。皆様のご理解とご叱正をお願い申し上げます。

 

 

 

2008年12月 4日 (木)

3 PD②.JPGテレビジャパンが独自に制作・放送している番組には、毎週木曜日放送の『テレビジャパンCLUB』、毎月1回放送の『情熱トークUSA』、さらには先日放送したシリーズ『NY 音楽が踊る街』のような特番があります。

テレビジャパンではこれらの番組を通して、北米にお住まいの方の生の声やお顔を、出来るだけ多く画面でご紹介していきたいと考えています。

皆様にとっての「広場」でありたい! それが我々の願いです。そんな我々にとって、放送の後、皆様から頂くお便りやメールは、本当に我々にとって有難く、励みになります。

番組を作るという作業は、どんなに小さな番組であっても、手間とお金が掛かります。3人の担当者は、お金の足りない分を努力とアイディアで補って、皆様に喜んでいただける番組作りをめざしています。

いちばん左は山本PD(ディレクターのことを、業界ではこう呼びます。) 都内の高校を出て、すぐにミシガンの大学にやってきてから20年近く。音楽やグルメに強いこだわりを持っています。先日「音楽が踊る街」について、お褒めのお便りを頂き、鼻が2ミリほど高くなりました。

通称:巨匠。そう呼ばれるたび、嬉しそうな表情を見せます。

真ん中は岐阜県下呂温泉出身の佐藤PD。この季節、特に日本の温泉が恋しいそうです。 オーストラリアや西海岸を経てNYへ。スポーツや編集作業にやたら強い人間です。通称はマメオ。一体何にマメなんでしょうか。

右端は若手の純。今を時めく名古屋大学理学部で将来を嘱望された物理学徒だったのに、何を思ったか、こんな世界に迷い込んでしまいました。自称お年寄りキラー。

皆様のところに取材やお問い合わせでお電話を入れることもあると思いますが、受話器の向こうにはこんな奴らがいるとお思いになって下さい。

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