「専門店」の美術館
2009年6月 8日 (月)
専門店と言うには大きすぎますが、マンハッタンにユダヤ博物館という施設があります。ここで今、reclaimedと銘打った美術展が開かれています。
そこに展示されている絵は、元々戦前アムステルダムで手広く商業を営んでいたユダヤ人が収集したものですが、それらは戦争中ドイツに接収され、ドイツに移されました。戦後、作品はオランダ政府に返還され、さらに長い交渉の結果、ようやく政府の手を離れ、元の所有者の手に戻ったものです。
文字通り数奇な運命をたどった絵画の数々ですが、ロイスダールの風景画は、そんな経緯を忘れさせる静謐さで展示室を支配しています。

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