『秋田おばこ』

K

2010年2月26日 (金)

民謡CD.JPG

  時々深夜、民謡のCDに耳を傾けることがあります。東日本編・西日本編の2枚組ですが、圧倒的に東の曲が良いですね。

 

  特に好きなのが『秋田おばこ』で、今は故人になった長谷川久子さんの自在な歌いぶりに惹かれます。聴くたびに、これだけの節回しを身に付けるまでには、どれだけの努力があったのだろうと思います。 

 

 最近、この『秋田おばこ』に関して面白い発見をしました。友人が昭和初期に吹き込まれたという、この歌の録音を聞かせてくれたのです。それは、現在の華麗で複雑な節回しとはまったくと言っていいくらい違う、素朴なメロディーでした。

 

  それを聞きながら、この曲がここまで洗練されるまでには、記録に残っていない無数の人たちの、真剣な試行錯誤があったのだろうということを思いました。

  

 職場で先輩の残した旧い書類を眺めていて、「どうしてこんな妙な取り決めを結んだりしていたのだろう」などと、不思議に思うことがあります。でもそれは、その時その時でベストの選択だったのでしょう。そしてそれらがあって今があるのだと思います。

 『おばこ』の古い録音のことから、妙な感想になってしまいました。

 

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